日本死の臨床研究会でワークショップ企画を行いました
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2025年11月1日、日本死の臨床研究会の1日目に、東北臨床宗教師会が中心となって臨床宗教師に関する企画を行いました。
開場直後はなかなか参加者が集まらずに不安に思っていたところ、最終的には100名を超える参加者で会場はいっぱいになりなりました。準備していた側としては、一安心です。

高橋事務局長の進行で企画が始まると、はじめに、小山田会長から「臨床宗教師とは何か」の説明がされました。そして、東北の会員から2つの発表がなされました。 1人目は、青森の小向副会長が。2人目は、岩手の渋谷氏が発表しました。 どちらも、病院や被災地でのケアといった基本的な活動に収まらない、独自性に富んだ活動報告がありました。




臨床宗教師の活動事例を共有した上で、後半では、臨床宗教師との連携可能性を探るべく、グループディスカッションを行いました。 テーマは「死の臨床における不安と課題」、そして「死の臨床における臨床宗教師との連携の可能性」の2つでした。
看護師、医師、ケアマネをはじめ、一般の方や美容師など、参加者の属性は多岐にわたります。複数の視点から構成されるディスカッションは自ずと濃い内容になり、臨床宗教師だけで考えていたら出ないであろう意見も飛び出る会となりました。参加いただいた皆さまには、心から厚く感謝申し上げます。




本企画は、高橋事務局長と東北大学教授の谷山先生が座長でしたが、谷山先生は体調不良のため会場に来ることはかないませんでした。しかし、企画に関わる関係者が目指すべき方向は一致されており、問題が起きることもなくスムーズに終わりました。これからも、見過ごされている苦しみに苛まれている人々を救えるよう、地道に活動を続けて参ります。

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